みきろんの部屋
高橋幹の日常などなど。あれこれと、お送りする部屋。
トンネル。
天気はよくて。
風は気持ちよくて。
るんるん気分で道を歩いていても。
ふと声をかけられて。
意識することもなく足を止めて振り返ったら、そこに途方もなく深くて暗いトンネルが見えて。
その先、その奥になにがあるのか。
分かってるからこそ、見たくなくて全速力で逃げ出した。
でも、気づいちゃったら、やっぱり深い深いトンネルを。
繰り返し思い出してしまう。
振り返らなければ気づかないままだったのに。
忘れてたのに。
トンネルの中にいたあの頃を。
終わることのない闇をもがき続けた日々を。
忘れてたのに。
思い出せば、胸を切り裂く記憶がある。
でも、それはどれだけ苦しんだかの証。精一杯戦い抜いた証。
ちゃんとすべてを受け入れて、抱きしめて。
トンネルに電車を通して通れちゃうくらいになれるまで、あとどれくらいかな。
いつかはそうなりたい。
人は変わる生き物だから、成長していく生き物だから。
時は残酷に流れていくけれど、それが優しいこともある。
だって今はそのトンネルを遠くからちゃんと見つめられる。
今なら、空はこんなに青くて温かだってことをちゃんと分かってる。
トンネルの中にいた頃には気づけなかった。
いつも強くかっこよくは生きられないけれど。
自分にとっての最低限の美学を守り抜くくらいの強さは持って生きていきたい。
なーんてことを考えたりするのは、俗に言う「執筆症候群」とアタクシは呼んでマス(笑)
たくさんの登場人物の心にリンクして脚本を書いていくと。
どーにもこーにも、いろんなことを思い出してゆきます。
そして、あーでもないこーでもないと考え出してしまうのですな。
誰の心にもトンネルはあるのだろうと思うのです。
深い闇。
その中でもがきあがいた経験は、誰しもあることで。
大切なことはそこからどうするか、どうあるかってこと。
これからをどう生きるかってことなのです。
過去に押しつぶされて生きるのではなく、踏み台にしてでも。
一歩前へ。
「昔は良かったね」といつも口にしながら生きてゆくのは、
本当に嫌だから。
なんて「どんなときも」の歌詞の一節にもありますが(笑)
いやいや、ホントそうなのですよ。
振り返れば、やっぱりトンネルはあるけれど。
時にはその中に戻っちゃうこともあるけれど、でも必ずトンネルには出口があるし。
出口の先には蒼空と、相場は決まっているのです。
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