終了。

Ｖｅｒ．９のＤＶＤ撮影のための劇場入りはケガもなく無事終了致しました。
最後まで全力を尽くしてくださったスタッフの皆さん、役者のみんなに感謝してやみません。
本当に本当にありがとうございました。

みんな色んな事情があり、同じメンバーでこの芝居をすることは今しかできない現実から。
せめて今回の舞台を映像に残そうと、みんなで話し合いたどり着いたひとつの結論でした。

それが本当の意味で正しかったのか、今も答えは分からないけれど。


ただただ、個々の想いとして。
あたしから生まれた物語が、あたしから生まれた子達が、ひとつのカタチとしてこの世に残してもらえたことに。
心から感謝します。

作品はあたしの子供であり、その子を諦めるということは。
やっぱりどうしようもなく途方もなく辛いことであり。
ただただ今のこの状況でそれを望むことが決して正しくないことも分かっていました。

だからカタチは変わっても、ＤＶＤというカタチで残せたこと。
ただただそのことに感謝します。

この三ヶ月間、みんなで生きた証が、カタチとなって残ったこと。
あたしの大切な子供が、みんなから命をもらうことができたこと。

そのことに、ただただ感謝してやみません。


同時に今も被災地で苦しんでる方々、行方不明となっているご家族を心配してる方々、
数多くの哀しみ苦しみが、癒える日がくることを願ってやみません。

また今回の震災で亡くなられた方々に、心からお悔やみ申し上げます。
もう二度とこんな理不尽なカタチであまたの命が奪われることがありませんように。

ただただ祈ることしかできないけれど。

こんなの、哀しすぎる。こんなの辛すぎる。こんなのってない。


だから、どうか神様。
もうこれ以上、多くの人々が苦しみませんように、どうかどうか。


ただただ祈ることしかでないけれど。
心から願ってる。